Macintosh 用 JIS X 0213 フリーフォントのページ

JIS X 0213 に対応した、Macintosh 用フリーフォントのダウンロードページです。
『Kandata』(2004.0509版)と『Habian』(1.7.4版)を引き落とせます。
『Kandata』と『Habian』の符号化方式は、Shift_JIS-2004です。

※2004年5月26日、JIS X 0213:2004に対応した『Kandata』を公開しました。この最新版は、『XANO明朝』の名称のみを、開発者である内田明さんが『Kandata』とあらためられたバージョンを、Macintosh用に変換したものです。
▼『XANO明朝』ではなく、『Kandata』を変換する理由。

・内田明さんによる『XANO明朝』の開発は、同じく内田さんによる「Kandata補完計画」を引き継いではじまりました。
・『Kandata』時代にMacintosh版の公開をはじめるにあたって、富田倫生は、アップルコンピュータ株式会社から『Kandata』名で、FOND IDの交付を受けました。
・『Kandata』時代に開発された株式会社ボイジャーのT-Timeは、「自動明朝」設定時に、JIS X 0213の文字の表示用フォントとして、『Kandata』を優先する機能を組み込みました。
・青空文庫がT-Timeのファイル形式でまとめた『新JIS漢字総合索引』は、『Kandata』がインストールされていることを前提に、微調整のためのフォント指定を行っています。

これらの事情を考慮して、『XANO明朝』ではなく、『Kandata』を元ファイルとして選びました。
※2002年6月23日、『Habian』を更新しました。旧版(1.72版)に対して、いくつかの文字で字形が修正されています。(Windows版には、ラテン文字などを半角にしたバージョンが用意されています。ただし、これを元にしても、変換ツールの機能的制限により固定幅でしか表示できないため、全角版を元にしました。)



【『Kandata』と『Habian』でできること】

『Kandata』や『Habian』を使えば、Mac OS X以前の環境でも、第3第4水準の漢字を含むJIS X 0213で定義されたの文字を、入力し、表示できます。

ただし、JIS X 0213の文字を含むテキストを誰かに読んでもらう際は、相手方にも『Kandata』や『Habian』のような、JIS X 0213対応フォントが必要です。

JIS X 0213の文字を含むテキストを作り、狙い通りに、文字化けなく読んでもらう工夫については、「新JIS漢字時代の扉を開こう!」を参照してください。



【Macintosh版準備の経緯】

Macintosh でも JIS X 0213 に対応したフォントが使えないだろうかと思っていたところ、Windows、UNIX 系で使用できる『Kandata』と『Habian』を、UniDoc System の TrueKeys 3.5 で Mac 用に変換できることがわかりました。

UniDoc System は TrueKeys 3.5 のマニュアルで、変換したフォントの著作権は、オリジナルの開発者にあると述べています。
『Kandata』と『Habian』の開発者は、両フォントを修正し、再配布することを認めています。
よって、使用ライセンスを取得した TrueKeys 3.5 で、Macintosh 用に変換した『Kandata』と『Habian』を、対価を求めずに再配布することは可能であると考えました。

権利上の問題を引き起こさないため、UniDoc System に連絡をとった上で、変換したフォントをこのページから引き落とせるようにしました。

UniDoc System への連絡の経緯は、ここに示します。
UniDoc System のページは、こちらです。


【配布の条件】

※『Kandata』と『Habian』をインストールしたことによって何らかの問題が生じたとしても、『XANO明朝』(『Kandata』)を作った内田明さん、『Habian』を作った wakaba さん、及び、これらをMacintosh用に変換し、このページを用意した富田倫生は責任を負いません。この条件に合意できない方は、インストールしないでください。

漢字Talk6.x には、インストールしないでください。
漢字Talk7.5 以上で使ってください。(『Kandata』と『Habian』は、リゾルバブルフォントです。漢字Talk7 以上であれば、Asian Font Arbitrator をシステムにインストールすることで、使えるはずです。ただし、漢字Talk7.5 未満での動作確認を、私は行っていません。)

『Kandata』と『Habian』の名称と FOND ID は、アップルコンピュータ株式会社に登録していただきました。
Norton AntiVirus6.0.2 でウイルス・チェックを行いました。



【ダウンロード】

上記の条件に合意できる方は、『Kandata』をダウンロードしてください。
『Kandata』は、アウトラインフォントとして機能します。
プリントアウトに適合し、画面上では、比較的大きなサイズで用いて活きます。
T-Time にもなじみます。
『Kandata』の符号化方式は、Shift_JIS-2004です。
Kandata_04.05.09.sit に圧縮した状態で、3,124,675バイトあります。

『Kandata』をダウンロードする。

上記の条件に合意できる方は、『Habian』をダウンロードしてください。
『Habian』は、アウトラインフォントとしては機能しません。
画面上で、比較的小さなサイズで用いるのに適しています。
エディタで文書を作るときなどに、よくなじみます。
『Habian』の符号化方式は、Shift_JIS-2004です。
Habian_02.6.23.sit に圧縮した状態で、1,897,717バイトあります。

『Habian』をダウンロードする。



【インストール】

旧版の『Kandata』、『Habian』を使っている方は、Finder 以外のすべてのアプリケーションを終了してから、「システムフォルダ」の「フォント」を開き、あらかじめ『Kandata』、『Habian』を取り出してください。

旧版を取り出したら、「フォント」フォルダと「システムフォルダ」を閉じてください。(旧版を使っていない方は、ここまでの操作は不要です。)

「Kandata_04.05.09」、「Habian_02.6.23」と名前の付いたフォルダの中にある、スーツケース型の『Kandata』、『Habian』を、「システムフォルダ」にドラッグ&ドロップしてください。

『Kandata』をドラッグ&ドロップすると、「“フォント”フォルダに“Kandata”を入れますか?」とたずねられるので、「OK」を選んでください。
『Habian』をドラッグ&ドロップすると、「“フォント”フォルダに“Habian”を入れますか?」とたずねられるので、「OK」を選んでください。

Macintoshを再起動して下さい。

旧版を使っていた方は、新しくインストールしたものが、問題なく安定して使えると確認できた段階で、古いものを捨てるか、念のためにとっておくか、決めてください。


【Macintosh用『Kandata』の利用】

オリジナル『Kandata』の最新版には、「■Kandataフォントの利用」に関する以下の指針が示されています。
Macintosh版の『Kandata』も、これに従って取り扱ってください。
このフォントは、印刷・表示、電子文書への埋め込み等の目的で、誰も が自由に無償で用いることができます。
このフォントの配布・再配布は、自由に無償で行うことができます。
このフォントを、より大きな規模のソフトウエアパッケージの一部とし て販売するなどしても構いません。
このフォントを、フォント単独商品として販売してはなりません。 このフォントは自由に拡張・改造等を行うことができますが、このフォ ントのうち前述の「拡張ANOグリフ集合」を用いて新たなフォントの開 発・製作およびその配布を行おうとする場合、そのフォントをフォント 単独商品として販売してはならず、またその説明書等の文書に《株式会 社日立製作所と株式会社タイプバンクが保有する、「日立明朝体 32x32 ドット ウエイト3 フォント」の派生フォント利用権を使用している》 旨の明記を要します。


【Windows用の最新版】

『XANO明朝』の最新版は、「XANO明朝フォントについて」からダウンロードできます。
『XANO明朝』の名称を『Kandata』とあらためたものの最新版は、「Kandata補完計画は終了しましたがKandataフォントファイルは入手可能です」からダウンロードできます。
『Habian』最新版のダウンロード・サイトは、ここに示されています。



【開発者による紹介ページ】

『Habian』の紹介ページが、開発者のwakaba さんによって用意されています。
『XANO明朝』(『Kandata』)については、内田明さんによる「XANO明朝フォントについて」を参照してください。



【確認されている問題】

『Kandata』もしくは『Habian』を使用した際、一部のエディタでは、改行位置に小さな「■」が表示されます。



【JIS X 0213 関連ウェッブページ】

JIS X 0213 に関する情報や資料が、以下のページで公開されています。

Habian2000(wakabaさん)

「XANO明朝フォントについて」(内田明さん)

新JIS漢字実践情報 (矢野啓介さん)

JISX0213 InfoCenter(もりみつじゅんじさん)



【謝辞】

『Habian』を開発された、wakaba さんに感謝します。

『Habian』の2バイト部分は、Toshiyuki Imamura さんと HANATAKA Shinya さんによる『jiskan16-2000.bdf』を、wakaba さんが TrueType 化したものです。この際、一部に、wakaba さんによる修正が施されています。
『jiskan16-2000.bdf』は、安岡孝一さんが中心となって取りまとめられた『jiskan16-1990.bdf』と『jisksp16-1990.bdf』をもとに制作されました。
『jiskan16-1990.bdf』と『jisksp16-1990.bdf』は、『JIS X 9051-1994』に由来しています。
『Habian』の1バイト部分には、Takahashi N. さん制作の『etl16-latin1.bdf』が使われています。

『XANO明朝』(『Kandata』)を開発された、内田明さんに感謝します。

内田さんによる「XANO明朝フォントについて」から、このフォントの成り立ちを示す一節を引用します。
■XANO明朝フォントとは何か
株式会社日立製作所と株式会社タイプバンクが共同開発した「日立明朝体 32x32ドット ウエイト3 フォント」(以下「日立明朝Mフォント」) に関する「フォント権利使用許諾契約」(以下「HPS内田契約」)に基づき、内田明が開発・製作、配布を行うフォントの1つを、XANO明朝フォントと呼びます。
内田は、HPS内田契約に基づいて、株式会社日立製作所と株式会社タイプバンクが保有する日立明朝Mフォントの利用権――すなわち、日立明朝Mフォントに表現されている文字の骨格、文字間のデザイン統一に関わる仕様、文字を構成する要素のデザイン・組み合わせ方・バランス等を派生フォントにおいて再現し利用する権利――を使用し、XANO明朝フォントの開発・製作、配布を行っています。
まず、ビットマップフォントである日立明朝Mフォントのうち、JIS C 6226-1983 (通称「83JIS」) にある漢字グリフを機械的に平滑化・アウトライン化して得たTrueTypeフォントを、「ANO明朝フォント」と呼んでおきます。
また、HPS内田契約によりANO明朝フォントを改造・拡張して得た漢字グリフ集合を、「拡張ANOグリフ集合」と呼んでおきます。拡張ANOグリフ集合には、2003年10月xx日現在、JIS X 0213:2000(以下「2000JIS」)の1面漢字の全てと、2面漢字の一部が含まれています。
XANO明朝フォントとは、内田が独自に製作した2000JISの非漢字等を実装するフォント「ORADANO明朝フォント」と、拡張ANOグリフ集合、そして、和田研漢字分科会により製作・配布されている「和田研明朝フォント」の補助漢字版から得た漢字グリフ集合とを結合して製作された、2000JIS実装水準4のTrueTypeフォントです。



富田倫生
michio@neophilia.co.jp

2000年7月22日 作成
2004年5月26日 修正


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